乾燥肌とは、文字通り皮膚がカサカサしている状態です。皮膚に水分を引っ張っておく力が弱く、細胞どうしの隙間が広くなっているためにおきる症状です。
乾燥肌では細菌やほこりが入りやすくなりアレルギー性炎症を起こします。そのため、かゆくなるのでかく、皮膚表面の防御機能が落ちる、刺激物が皮膚に入るという悪循環をたどることになります。
そこで乾燥肌を治すには保湿剤で皮膚の水分が逃げないように蓋をしたり、皮膚に水分を与えるというのが一番のケアになります。
上手な保湿剤の使いかたは、お風呂に入って皮膚をきれいにしてから、5分以内に塗りましょう。お風呂上りのほうが肌がしっとりしていて保湿剤が肌に馴染みやすくて吸収もいいのです。
皮膚のしわにそって手の平でらせん状に塗っていきます。保湿剤の量はローションならば500円玉の大きさで手のひら2枚分の広さになります。腕の曲がる部分と膝の裏側を忘れずに塗りましょう。
理想は1日3回くらいですので、どんな高価な保湿剤でも塗らなければ効果はありません。保湿剤の種類としてはヘパリン類似製剤のものが臭いも少なくベタつかず血行促進効果があり使いやすいです。
夏はローションタイプが使いやすく、冬は乾燥の強い時期ですのでクリームタイプのものが保湿時間が持続されますので季節に合わせて選びましょう。
